【女性活躍を推進する】くるみんマークとえるぼしとは?
「くるみんマーク」とは?
「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
【出所:厚生労働省HP】
厚生労働省のHPによると、以下のように説明されています。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。
さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、新たにプラチナくるみん認定がはじまりました。
プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。
加えて、令和4年4月1日、くるみん認定・プラチナくるみん認定の認定基準の引き上げに伴い、新たに「トライくるみん認定」が創設されました。
トライくるみん認定の認定基準は令和4年度改正前のくるみん認定と同じです。
トライくるみん認定はくるみん認定と同様、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(トライくるみん認定)を受けることができます。
なお、トライくるみん認定を受けていれば、くるみん認定を受けていなくても直接プラチナくるみん認定を申請できます。
また、学生・求職者の方は、企業研究の指標の一つとしてもご活用ください。
(出所:厚生労働省HP)
上記説明の中に出てくる、一般事業主行動計画とは、企業が従業員の仕事と子育ての両立を図るための職場環境の整備や、子育てをしていない従業員も含めた多様な労働条件の整備などに取り組むに当たって、企業自ら行動計画を策定するものです。
「えるぼし」とは?
【出所:厚生労働省HP】
厚生労働省のHPで以下のように説明されています。
「えるぼし認定」とは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、「女性活躍推進法」)に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度です。
また、えるぼし認定企業のうち、より高い水準の要件を満たした企業は「プラチナえるぼし認定」を受けることができます。
主な認定基準として、採用されてから仕事をしていく上で、女性が能力を発揮しやすい職場環境であるかという観点から、以下5つの評価項目が定められていて、その実績を「女性の活躍推進企業データベース」に毎年公表することが必要です。
採用
継続就業
労働時間等の働き方
管理職比率
多様なキャリアコース
くるみんとえるぼしの違いとは?
上記説明した通り、くるみんは主に従業員の仕事と子育ての両立を図るための職場環境の整備を目的としており、えるぼしは女性が能力を発揮しやすい職場環境の整備にフォーカスされています。
少子高齢社会により、多様な人材活用の重要性が叫ばれるなか、女性の活躍、子育てをしている従業員のワークライフバランスを推進するための認証制度といえ、どちらも取得することで自社のブランディング、ひいては人材確保につながることが見込まれるでしょう。